ランプ肉の部位＠特徴や値段、美味しい食べ方をまとめてみた！
このページはランプ肉の部位について詳しく解説しています。
- ランプ肉はどういう部位なのか知りたい
- ランプ肉っていくらくらいするの？
- ランプ肉の美味しい食べ方はどれ？
といったあなたの参考になれば幸いです。
ランプ肉の部位を解説！
ランプにはここ数年の赤身肉ブームで注目が集まるようになり、それにつれて鉄板焼きや焼肉屋、スーパーなどでも見かけるようになってきました。
とはいえメジャーな部位と比べるとまだまだ知名度が低く、詳しくは知らない、という方が多いのではないでしょうか？
ここではそんな方のために、ランプ肉について
- どこに位置している部位なのか
- どういった由来でランプと呼ばれているのか
- どういう味・食感なのか
- 美味しい食べ方はなんなのか
- どういう成分が含まれているのか
- 食べた方はどういう感想を持っているのか
を一つずつお伝えしていきます。
では、さっそくランプ肉の由来から見ていきましょう！
ランプ肉はどこにある部位？
ランプ肉は牛の腰からお尻にかけてのももの部分に位置しています。
もともとはランイチと呼ばれるいう部位の一部ですが、一般的にお肉屋さんや焼き肉屋さんではランプとイチボに分割して提供されます。
ランプ肉の由来
ちょっと特徴的な名前なので、何か特別な由来があるんじゃないかと好奇心をくすぐられますが、調べてみるとその由来は以外にも単純です。
それは、Rump(ランプ)が英語でお尻を意味することから、だそうです。
私も調べる前は、明かりを灯すランプと関係あるのかなぁ？なんて思ってたので少し肩透かしを食った気持ちになりました（笑）
ちなみにランプ肉は、別称でラムとも言います。
ランプ肉の味わい・食感
ランプ肉はももに位置する部位ですが、サーロインにつながっていることからサシも少し入ります。
そのため赤身ならではのお肉の旨味と相まって、霜降り肉とは方向性が違う美味しさがあります。
私自身何度も食べていますが、見た目通りのさっぱり目の味わいなので、たくさん食べても飽きが来ず、最後まで美味しく食べられます。
また肉質はきめ細かで滑らか、モモの中でTOP3に入る柔らかさを持っています。
ランプ肉の美味しい食べ方
上記ですでに触れましたがランプ肉はクセが少ないため、基本的にはどんな食べ方にも合います。
ただ赤身特有の濃厚な肉の味を存分に楽しむためにも、薄切りよりは厚く切ったほうがより美味しくいただけます。
そのため美味しい食べ方としては
- ステーキ
- ローストビーフ
をおすすめします。
以下ではステーキ、ローストビーフ、それぞれの調理方法のポイントを紹介していきます！
ステーキの調理方法
ランプ肉ステーキを焼く手順は以下の通りです。
- 室温で30分ほど置いておく
- 焼く直前に肉の重さの1%ほどの岩塩、黒胡椒で味付けする
- 中火強で熱したフライパンにサラダ油を引く
- 3.のフライパンで1分ほど焼く
- 表面に焼き目がついたから裏返す
- 5秒ほど置いてフライパンごと濡れふきんの上に移動させる
- ジューという音がなくなったら再び弱火にかける
あとは好みの焼き加減に調整したら完成です。
赤身肉は火が通り過ぎるとかたくなってしまうので、焼き加減は苦手でなければレアめにするのがポイントです。
またお酒と一緒にいただくなら、赤ワインのミディアムボディかそれよりも重いものが良いでしょう。
ローストビーフの調理方法
ローストビーフを作る手順は以下の通りです。
- 室温で30分ほど置く
- 調理の直前に肉の重さの2%の塩、胡椒をすりこむ
- アルミホイルで肉全体を2重に包む(直方体にする)
- 中火で熱したフライパンで、直方体の4面を焼いたら完成
お肉の種類によっては、このあと粗熱を取って冷蔵庫で冷やすこともあります。
でもランプ肉の場合は冷めるとぱさつきが出てしまうので、焼き立てで食べたほうが美味しいです。
▼他の食べ方も見たい方はこちらをクリック！▼
硬いランプ肉を柔らかくする方法
ランプ肉は基本的に柔らかいお肉ですが、もし硬いと感じたときは玉ねぎ、パイナップル、塩こうじなど、の食物に漬けてみましょう！
これらの食物にはタンパク質を分解する酵素が含まれているため、お肉を柔らかくする効果が望めます。
お肉に別の素材の味がつくのはちょっと…という方は、 炭酸飲料に漬け込んでも柔らかくすることができます。
レシピ本などではビールやコーラを使うことが多いですが、炭酸が入っていれば味の付いていないプレーンな炭酸水でもかまいません。
せっかくランプ肉を買ってきたけど、思ってたよりも硬そうというときはこれらの方法を思い出していただければと思います。
ランプ肉の栄養
| 和牛 | 輸入牛 | |
|---|---|---|
| カロリー | 318kcal | 190kcal |
| たんぱく質 | 16g | 19.7g |
| 脂質 | 26.4g | 11.1g |
| 炭水化物 | 0.4g | 0.5g |
※皮下脂肪なし 100gあたり
ランプ肉のカロリーは和牛だと100gで318kcalなので200gだと636kcal、マクドナルドのチーズバーガー2つ分くらいのカロリーになります。
こうしてみると赤身のわりに意外とカロリーがあるように見えますが、霜降り肉と比べると大分控えめであることが分かります。
サーロインの栄養
| 和牛 | 輸入牛 | |
|---|---|---|
| カロリー | 456kcal | 238kcal |
| たんぱく質 | 12.9g | 19.1g |
| 脂質 | 42.5g | 16.5g |
| 炭水化物 | 0.3g | 0.4g |
※皮下脂肪なし 100gあたり
表を見ていただければお分かりいただけるように、霜降り部位のサーロインと比べると、ランプ肉のカロリーは20〜30%OFF、脂質も30〜50%OFFとなっています。
そのため
- 脂が少なめのヘルシーな牛肉が食べたい
- ダイエット中だからカロリーをできるだけ抑えたい
という方にはランプ肉がおすすめです。
ランプ肉はSNSでも人気！
健康ブームや熟成肉ブームで赤身肉に注目が集まっていることもあって、ツイッターを見てもランプ肉を召し上がっている方がたくさんいます。
松坂牛食べに来た
— たにーさん (@tanneeeey) 2018年7月1日
ランプのステーキまじでうまい pic.twitter.com/wnIbjxcR4F
今日はついに１つ歳とりましたw
— まきまきまきんちょ (@OQANi3Ubw6g05ym) 2018年12月30日
神戸牛のランプ美味しくコースも旨旨でした?? pic.twitter.com/ICAV97jfGh
大好きな
— Recca (@recca_asagaya) 2019年5月5日
青森県産A5ランプ肉
ローストビーフ
焼いてます
グフフフ?? pic.twitter.com/7wJA7gsSkz
外食で楽しんでいる方、自分で調理している方、様々ですが総じて柔らかくて美味しいといった声が多いです。
ランプ肉と他の部位との違い
では、ランプ肉と他の部位との違いはなんなのでしょうか。
ここでは良く比べられる
- ランプ肉とイチボ
- ランプ肉とヒレ肉
の違いを解説します。
ランプ肉とイチボとの違い
ランプ肉とイチボの特徴を簡単にまとめると
- ランプ肉はサシが弱めで、あっさり系
- イチボはサシが適度に入るため、やや濃厚
という感じです。
つまり味わいと含まれる脂の量が違います。
食べ方としては、イチボはお肉そのものの味をストレートに味わえるステーキ、ランプ肉はクセが少ないため何にでも合います。
ランプ肉とヒレの違い
ランプ肉とヒレは、どちらも赤身だけど柔らかく、濃い肉の味を持っており、含まれる脂の量が少ないなど、多くの共通点があります。
それでも全く同じではなく、
- ヒレのほうが希少で高価
- ランプの方がサシが入りやすい
- 合う料理は、ヒレはステーキ、ランプは万能
といった違いがあります。
そのためより純粋な赤身肉を食べたいならヒレ、安くて脂も少しくらい入ってても大丈夫という方はランプが良いかと思います。
ランプ肉の値段を調べてみた！
ランプ肉はオーストラリア産の輸入牛であれば、スーパーマーケットで200g/600円ほどで手に入ります。
ではブランド和牛のランプ肉は、どれくらいで売っているのでしょうか？
ここでは、A5松阪牛、A5神戸牛、A4以上但馬牛の値段を調べた結果をまとめてみました！
松阪牛、神戸牛、但馬牛のランプの値段
| A5松阪牛 | A5神戸牛 | A4以上但馬牛 | |
|---|---|---|---|
| 100g | 5,500円 | 2,900円 | 1,836円 |
| 200g | 11,000円 | 5,800円 | 3,672円 |
| 500g | 27,500円 | 8,700円 | 9,180円 |
| 1kg | 55,000円 | 29,000円 | 18,360円 |
※調べるお店によって変わるので参考までに。
- 思ってたよりも高い！と感じる方
- ブランド牛でのこの値段なら安いと感じる方
など、それぞれおられるかと思います。
個人的には、これくらいならたまに贅沢して食べてもいいかなと思いました。
自分で焼いたり調理したりしなければなりませんが、外食で高級牛肉を食べることを考えれば安上がりですね。
では、ランプ肉の値段は他の部位と比べると安いのか、高いのかについて見ていこうと思います。
ランプ肉とヒレ、肩ロースの値段を比べてみた
| 松阪牛 | 神戸牛 | 但馬牛 | |
|---|---|---|---|
| ランプ | 5,500円 | 2,900円 | 1,836円 |
| ヒレ |
14,000円 |
5,866円 | 3,034円 |
| 肩ロース | 4,350円 | 2,400円 | 1,750円 |
※100gあたり
ランプ肉とヒレの値段を比べると、平均してランプのほうが54%ほど安くなっています。
一方で肩ロースと比べると、肩ロースのほうが20%ほど安いです。
まとめるとランプ肉の値段は高級部位と比べるとリーズナブルだけど、他の安価な部位と比べと少し高いという感じですね。
ランプ肉とヒレは同じ赤身肉で、とても柔らかく、濃厚な肉の味を持っています。
そのため美味しい赤身肉を食べたいけど、ヒレにはちょっと手が届かないという方にはランプ肉がおすすめです！
ランプ肉を選ぶときの3つのポイント
ランプ肉を購入しようと、調べてみるとたくさんの商品があって、どれにしようか迷ってしまう…という方もおられるでしょう。
そこでここでは、ランプ肉を選ぶときに知っておきたい3つのポイントをお伝えしていきます。
結論から言えば、ランプ肉を選ぶときには
- 牛の種類から選ぶ
- 食べ方から選ぶ
- 用途から選ぶ
と3つのポイントを押さえておくと選びやすくなります。
かんたんに言えば、目的を絞って選ぶということですね。
以下ではそれぞれのポイントを一つずつ見ていこうと思います。
牛の種類から選ぶ
- 和牛
- ブランド牛
- 輸入牛
など
牛にも色々と種類があります。
和牛とブランド牛はサシが入りやすくとても柔らかいのに対し、輸入牛は歯ごたえのある肉々しい食感があります。
また値段的には和牛やブランド牛のほうが高く、輸入牛はお安く手に入れることができます。
どちらがいいかは好みによりますが、
- 記念日など特別な日にちょっと贅沢したい方は和牛やブランド牛
- 安価で手軽にランプ肉を食べたい方は輸入牛
という感じで選び分けると良いでしょう。
食べ方から選ぶ
ランプ肉を扱うお店を見てみると、
- ステーキ用
- 焼肉用
- すき焼き用
- しゃぶしゃぶ用
という感じで、食べ方によって商品を分けていることが多いです。
同じ商品にしてしまうと、ステーキ用なのに厚さが足りない、すき焼き用なのに分厚すぎるなど、使い勝手が悪くなってしまうからです。
またお肉のカットにもプロの技があり、職人さんは調理方法に合わせて最適な形にカットしています。
つまりお肉を一番美味しく食べられる形で提供しているということですね。
なのでランプ肉に限った話ではありませんが、何の料理にして食べるかというところから選ぶのも大切なポイントです。
用途から選ぶ
用途というのは、ここでは誰のために買うのかを意味します。
といっても大きく分けて
- 自分用
- 贈答用
の2つしかありません。
自分用なら上記で紹介した、どの牛にするか、食べ方は何にするのか、に沿って純粋に自分の好みに従って決めればいいです。
一方で贈答用に選ぶ場合は、相手のことを考えなければなりません。
例えば、食べ方であれば
- お子さんがいるなら家族で食べられるすき焼き用
- 一人暮らしならステーキ用
という感じになります。
また肉好きな方へ贈るのであれば、ブランド牛のなかでもランクや品質の高い商品を選んだほうが喜んでもらえるでしょう。
当サイトでは別ページで、ギフトにお肉を贈って喜ばれるのか、また贈られて嬉しいお肉の選び方、おすすめの商品を紹介しています。
こちらもよろしければ、ぜひご覧になっていってください！
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私おすすめのランプ肉の通販サイトを紹介！
ランプ肉はスーパーマーケットなどでも売っていることはあります。
でも、ちょっと良いランプ肉を買おうと思うと意外と売ってないものです。
そういうときに便利なのが通販！
そこでここでは肉専門店が運営する、高品質なランプ肉が買える通販サイトを紹介します。
いずれの通販サイトも
- 評判の良い、信頼できるところから仕入れている
- 商品の質が高く、バリエーションも豊富
- 包装やのし紙、メッセージカードなど贈り物に必要なサービスが充実している
といった特徴を持っていて、安心してお買い物ができるお店です！
特選松阪牛やまと
特徴
A5ランクのなかでも特に質の良い松阪牛のみを扱う専門店です。
ランプ肉に関してはステーキ用のみとなりますが、100g×2枚から100g×20枚までと、セットのバリエーションが多いです。
最高級の松阪牛ですが、比較的安価なランプ肉ということもあり、お店でも人気商品のひとつになっているようです。
松阪牛のランプ肉ステーキを食べてみたい、贈りたいという方はこちらがおすすです。
神戸ぐりる工房
特徴
A5ランクの神戸牛のみを扱う専門店です。
ランプ肉は
- ステーキ用
- 焼肉用
- すき焼き用
- しゃぶしゃぶ用
が用意されているので、幅広い食べ方に対応できます。
目録ギフトもあるので、結婚式や忘年会の2次会で景品として出せば大盛り上がり間違いなしです！
ミートマイチク
特徴
但馬牛、三田和牛を中心に販売しているお店です。
但馬牛に関しては、ランクがA5かA4かつ未経産の特に柔らかいお肉のみを取り扱っています。
用意されているランプ肉はステーキ用と焼肉用。
但馬牛も三田和牛も、上記で紹介した松阪牛や神戸牛と比べれば安価なブランド牛なので、コスパ重視であればこちらを利用すると良いでしょう。
まとめ
このページでは、ランプ肉の部位についてその特徴や他の部位との違い、美味しい食べ方、おすすめの通販サイトなどを紹介してきました。
まとめるとランプ肉は
- サシが弱めで肉の味が濃くクセのない味わい
- 赤身肉だけど柔らかい
- 食べ方はステーキやローストビーフがおすすめ
- 比較的リーズナブルに購入できる
- 霜降り肉と比べて低カロリーでヘルシー
- 選ぶときは牛の種類、食べ方、用途を抑えると良い
という感じです。
また赤身肉ブームで注目を集めている部位でもあり、ツイッターではたくさんの人がランプ肉を美味しく食べている様子がうかがえます。
興味はあるけどまだ食べたことがない方は、これを機会に一度召し上がってみてはいかがでしょうか？
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