ブランド牛 給食

【解説】ブランド牛が給食に?その目的を詳しく調べてみた

 

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1月30日、愛媛県の西条市立壬生川小学校で食育教室が行われ、参加した42人の生徒には給食で愛媛県のブランド牛「伊予牛」の肉じゃがが振る舞われました。

 

肉じゃがにブランド牛…なんて豪華なんだ!という感じですが、なんで給食にブランド牛を使ったのでしょう?

 

そもそも今回の食育教室は、えひめ愛フード推進機構が企画したものです。

 

えひめ愛フード推進機構は愛媛産ブランド産品のPRなどを行っており、その活動の一貫というのが狙いのひとつのようです。

 

つまり子供たちには食の大切さを伝えつつ、それがPRとなって販売拡大のチャンスにつなげるという、一石二鳥の取り組みですね!

 

さて上記ではブランド産品のPRが「狙いのひとつ」と言いましたが、他に目的があるとすればどのようなことが考えられるのでしょうか。

 

以下では、

 

  • 給食にブランド牛を出す目的
  • 他の地域で行われている同様の取り組み
  • SNSの反応

 

を詳しく見ていきたいと思います。

 

給食にブランド牛を出す目的

 

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給食でブランド牛を出す目的は、大きく3つに分けられます。

 

一つ目は、子供の食育のため。

 

2008年の学校給食法改正により、給食にはお昼ご飯としてだけでなく教育としての役割も持つようになりました。

 

給食で教育というのは、食文化など食についての知識、食事により栄養をバランスよく取るため、食を選択する力を身につけることを言います。

 

具体的には、

 

  • 食材を作っている農業や畜産業に携わっている人のことを知ってもらう
  • その地域で作られた食材に興味を持ってもらう

 

といったことです。

 

食育の素材にはお肉の他にも、海産物や野菜、果物などを用いられることがあります。

 

それでもブランド牛が選ばれやすいのは、ブランド牛の名前に地域名が入っていることが多く、食育の素材として分かりやすいのもあるんじゃないかと思います。

 

2つ目は、ブランド牛のPRのため。

 

これは単純にブランド牛をさらにたくさん売るためですね。

 

小・中学生の子供が食べる給食に高級食材を使うというインパクトのあるイベントを催すことで、テレビや新聞などのメディアに取り上げてもらえます。

 

そうすることでブランド牛の名前を露出させ、認知を高め、消費拡大につなげるわけですね。

 

また子供が地域のブランド牛の良さを知ると、それは親御さんにも伝わることになります。

 

するとそれまで興味がなかった人も、「子供が美味しいって言うなら…」と夕飯のおかずに検討してもらえるかもしれません。

 

つまり地産地消のきっかけを作ることにもなるわけですね。

 

3つ目は、後継となる人材の確保のため。

 

最近では日本のブランド牛は海外でも人気になり、外国人観光客はブランド牛を使った料理を食べることが来日する目的のひとつにもなっているほどです。

 

しかし需要が増えている反面、ブランド牛を生産する農家の後継者は不足しています。

 

そういった背景があることから、子供にブランド牛に興味を持ってもらい、将来的に牛を飼う人が増えてほしいという生産者の思いもあります。

 

他の地域で行われている同様の取り組み

 

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愛媛県の西条市以外にも食育を通して、ブランド牛をPRする取り組みを行っている地域があります。

 

秋田県の由利本荘市では、秋田由利牛を使った牛丼やすき焼き丼を給食に出したことがあり、同じく秋田市の明徳小学校では全国学校給食週間に合わせ、秋田錦牛を使った給食を出しています。

 

全国学校給食週間は、給食についての理解や関心を深めるために毎年1/24から1/30に行われています。

 

そのほかにも、香川県の土庄町立土庄小学校では毎年小豆島オリーブ牛を使ったすき焼きが、栃木県大田原市内の紫塚小学校では那須和牛を使った牛丼といった形で給食に出しています。

 

こうしてみると、ブランド牛を給食に出すこと自体はそれほど珍しいことではなくなってきていると言っていいでしょう。

 

また現在日本には250以上のブランド牛が存在しているので、今後もこのような取り組みは各地で増えていくと思われます。

 

 

 

さて、ここまではブランド牛を給食に使う目的を中心に解説してきました。

 

では、ネットでは給食にブランド牛を使うことにどういった反応があるのでしょう。

 

以下、SNSの反応を一部紹介します。

 

SNSの反応

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ツイッターでは全体として好意的に捉えている意見が多いです。

 

単純に給食でブランド牛が食べられてうらやましいという方、家庭ではそう簡単に出せないから学校で教育と合わせて食べさせてくれるのはありがたい、といった声が見られます。

 

私も小・中学校の頃は給食を食べていましたが、そのころはまだ食育という考え方がありませんでした。

 

なのでニュースを読んだときは素直に「いいなぁ」と思いましたね(笑)

 

まとめ

 

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このページでは、愛媛県の西条市立壬生川小学校の給食にブランド牛「伊予牛」の肉じゃがが出たというニュースを詳しく見てきました。

 

こうした取り組みにより、地域のブランド産品のPRになるのはもちろん、自分の住んでいる地域が

 

  • どういうものを作っているのか
  • どうやって作っているのか
  • それはどういう味がするのか

 

を知ることができます。

 

そうすれば、子供が地元に興味を抱くきっかけになるでしょうし、将来的には給食を食べた子供が地域の産業の担い手になってくれるかもしれません。

 

教育と地域の活性化を同時に行える効率的な活動だと思いますので、今後も日本全国で同様の活動が広がっていくといいですね!

 

 

 

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