神戸牛 皮革製品

神戸市が神戸牛の皮革製品開発プロジェクトを発表!その詳細は…

 

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2019年1月11日、神戸市が神戸牛の皮革を使用した革製品を開発するプロジェクトを発表しました。

 

神戸牛は非常に厳しい基準をクリアしなければ名乗ることができず、特に上質な霜降りを味わうことができることから国内はもちろん、海外でも神戸ビーフとして高く評価されています。

 

このページでは、発表されたプロジェクトの詳細ブランド牛の皮革を使った革製品の特徴について解説していきます。

 

皮革製品開発プロジェクトの詳細は?

 

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神戸牛の産地、兵庫県の神戸市がプロジェクトとして発表したのは、すでに食肉として高い評価と知名度を誇る神戸牛の皮革を使って革製品を開発、ブランド化を行っていくというものです。

 

海外でも成功している神戸牛を活かしてファッションの分野に参入し、神戸牛、ひいては神戸市のPRにつなげていくということですね。

 

発表だけ見ると、これまでお肉だけ取り出して要らない部分だった皮を使うようにするだけのように見えますが、産業として育てていくというのはそんなに簡単ではありません。

 

例えば、従来の仕組みでは神戸牛を食肉として解体する際に出る皮を他の牛のものと区別できなかったようです。

 

そのため仕組みから作り変えるなど、生産体制を整えるといったことも必要になってきます。

 

そうして進めてきたプロジェクトが実を結び、2019年1月24日には靴・バッグをはじめ、財布や名刺ケースなどのアイテムをパリで発表することが決まっています。

 

いきなりファッションの本場、フランスで発表するくらいなので、商品のクオリティへの自信が見て取れますね。

 

恐らくこの商品発表での反応を見ながら今後の展開を考えていくものだと思われますが、神戸牛の革製品のブランド化が成功すればそれをモデルケースとして畜産業界全体、またファッション業界のさらなる盛り上がりが期待できます。

 

さて、それでは神戸牛を含めたブランド牛の皮革を使用した革製品にはどのような特徴があるのでしょう。

 

先んじて商品化している松阪牛の皮革、「松坂レザー」の例も紹介しつつ、詳しく見ていこうと思います。

 

ブランド牛の革製品の特徴

 

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価格は高めですが、高品質で他の牛革にはない使用感があります。

 

神戸牛、松阪牛などブランド牛は数多く存在しますが、その割にその皮革を使った商品はあまり耳にしません。

 

お肉が最高品質なんだから皮も質がいいだろうし、どんどん作ればいいじゃない!と思うかもしれませんが、実はそんなに簡単ではありません。

 

ブランド牛の特徴が皮の加工を難しくする

 

まず和牛、特にブランド牛と呼ばれている種類の牛肉には霜降りとして脂が多く含まれます。

 

ブランド牛の脂は甘く、旨味がギュッと詰まっているので、食べる分にはとても美味しくいただけますが、皮を使うなるとその脂のせいで加工が難しくなります。

 

というのもお肉に脂がたくさん含まれるということは、皮にもかなりの脂が含まれるからです。

 

その脂の量は、一般的に牛革として使用される牛の約3倍とも言われています。

 

また加工の難易度を挙げているのは脂だけでなく、普通の牛と比べるとブランド牛の皮は薄いことなども挙げられます。

 

出荷頭数が少なく、体格が小さい

 

神戸牛として認定されるのは年間でおよそ5,000頭程度。

 

通常革製品として使われる外国産の牛と比べると、数は極端に少ないです。

 

また和牛は体格が小さいため一頭から取れる皮が少なく、革製品に使用する素材としては効率が良いとは言えません。

 

そのため流通量は少なく、他の牛革をつかった革製品と比べて高価になる傾向があります。

 

 

 

このように、ブランド牛の皮を製品化するにはいくつかの難点があります。

 

特にコスト的な問題はさておいても、技術的な問題はどうしようもありません。

 

美しく耐久性に優れていなければ、革製品としての魅力がなく、作ったとしても売れないからですね。

 

しかし最近では皮を鞣す技術が向上、これまで加工が難しいとされていたブランド牛の皮を製品化できるようになってきました。

 

それらの難点をクリアして出来上がった革製品は質が高く、独特な風合いがあることから使ってみて虜になる方も少なくありません。

 

例えば神戸牛の皮革は普通の牛革より柔らかいため、手袋などに最適です。

 

また松坂牛の皮革は含まれる油脂が多いため、使い込んでいくほどにツヤが増し、独特の美しさを備えていきます。

 

まさにブランド牛の皮は、長く使っていくほどに手に馴染み、愛着が増していく革製品の醍醐味を味わうのにピッタリだと言えます。

 

ブランド牛の革製品の値段は?

 

では、ブランド牛の革製品はどれくらいの価格で販売されているのでしょうか。

 

ここではネット通販されている商品を調べた結果を紹介します。

 

まず神戸牛の皮で作られた商品から。

 

手袋専門ブランドのハンズ オン グリップでは神戸牛のヌメ革グローブの取り扱いがあります。

 

  • 価格は3万2000

 

同ブランドの他の手袋と比べると割高ですが、色や風合いがとても良く高級感も感じられる仕上がりになっています。

 

メンテナンスしながら大切に使えば長く付きあていけると考えれば、納得できる価格なんじゃないかと思います。

 

一方松阪牛の皮で作られた商品には、小銭入れ、長財布、ベルトなどが見られました。

 

価格は

 

  • 小銭入れが1万円程度
  • ベルトが1万円〜
  • 長財布が1万8000円程度

 

実際に使っている方の感想を見てみると、革製品としてはしなやかで、使い込んでいくうちに光沢が出てくる、使いやすさと革を育てる楽しみをあわせ持っているという声が多くみられました。

 

こうしてみると確かに他の革製品と比べると高めですが、個人的には思ったほどではありませんでした。

 

私も今使っている財布がそろそろ寿命なので、次はブランド牛の革財布を検討してみようと思います!

 

まとめ

 

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このページでは、2019年1月に神戸市が発表した神戸牛の皮革を使った革製品開発プロジェクトについて詳しく見てきました。

 

すでにフランスで商品の発表会が決まっており、今後も様々なPR活動が予想されます。

 

神戸牛以外のブランド牛に関しては松阪牛の皮が使われた財布やベルトなどの小物は販売されており、最近では雑誌などにも掲載されはじめています。

 

まだまだブランド牛の革製品は一般的とは言えませんが、自分用の財布としてはもちろん、友達や家族の誕生日プレゼントとしても、ネタにもなって面白いのではないかと思います。

 

ご興味があれば、一度手に取ってみてはいかがでしょうか。

 

 

 

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