滋賀県草津市のふるさと納税が急増|その詳細を調べてみた!
ここ数年でふるさと納税が盛り上がり、テレビや雑誌などでも取り上げられることも多くなってきましたね。
最近では各自治体はより多くの税収を集めるため返礼品を豪華にし続けたことで、総務省が規制に乗り出しています。
そんななか、滋賀県草津市のふるさと納税額が急伸しているというニュースが入ってきました。
ニュースの概要
滋賀県草津市のふるさと納税の納税額が、平成30年度12月末に過去最高の2億7000万に達しました。
納税総額は前年度と比べ約2.4倍、寄付の数は1万2000件に及びます。
返礼品は近江牛が特に人気で、寄付者全体の80%ほどが近江牛を返礼品として選んでいます。
草津市は納税額・寄付件数増加の要因としては
- ネットでのPRを拡大したこと
- ふるさと納税サイトの登録数を増やしたこと
を挙げています。
ふるさと納税はここ数年で認知が広まって、利用する方も増えてきています。
そんな流れのなか、自治体は納税者を増やすための対策を講じ、着実に税収を増やしている自治体も多く存在します。
草津市もそんな自治体のうちのひとつ、というわけですね。
そこで、このページでは
- 草津市のふるさと納税額の推移
- そもそもふるさと納税とはなんなのか
- 草津市のふるさと納税に対するSNSの反応
を詳しく見ていこうと思います。
草津市のふるさと納税額と寄付件数の推移
まずは草津市へのふるさと納税総額の推移を見ていきます。
以下は平成20年度から平成29年度までのふるさと納税額の推移をグラフ化したものです。
平成20年度から25年度までは多い年でも約1,000万円ほどで、平均だと約230万円となっています。
平成21年度からは、イナズマロックフェスを主催する西川貴教さんがふるさと納税をしはじめ、ネットメディアなどでも話題にはなりましたが劇的にふるさと納税額が増えるということはありませんでした。
しかし平成26年度に急激に増え、1億2千万円を突破。
なんと前年の約100倍と大きく伸びています。
要因としてはメディアやイベントなどでのPR活動により納税者の増加があったからだと考えられます。
それ以降も減少している年はあるものの、平均では毎年1億円以上の納税額をキープしています。
次に、寄付件数を見てみましょう。
平成25年度までは平均5.8件と少数の寄付者に支えられてきましたが、平成26年度には598件に急増しました。
納税額と同じく寄付件数も年によっては減ったりしますが、逆に大きく増える年もあり、平成27年度には4,000人に迫っています。
このように、ここ数年で順調に納税額を伸ばしている草津市ですが、滋賀県内で見るとどうなのでしょうか。
【平成29年度】滋賀県自治体のふるさと納税額トップ5
順位 | 市区町村 | 納税者数 | 納税総額 |
---|---|---|---|
1位 | 近江八幡市 | 29,476人 | 1,765,437,939円 |
2位 | 高島市 | 10,660人 | 453,495,000円 |
3位 | 東近江市 | 7,094人 | 346,035,008円 |
4位 |
草津市 | 3,616人 | 126,365,338円 |
5位 | 豊郷町 | 5,731人 | 103,683,501円 |
草津市は4位に入ってますが、3位の東近江市とは約2.7倍、1位の近江八幡市とは約14倍のひらきがあります。
それでも上記のニュースの通り平成30年度には納税額が2億7千万円、納税者は1.2万人と共に過去最高を記録しています。
そのため今後のPR活動や返礼品の充実などによっては、順位をさらに上げることもありうるかもしれません!
そもそもふるさと納税とは?
生まれた土地や育った地域でなくても、自分の好きな自治体に寄附できます。
寄付する際には、そのお金を何に使って欲しいか選ぶことができる自治体も多く、寄付者の気持ちが地域を変えるという意味では応援と言い換えてもいいでしょう。
寄付先が5つの自治体以内であれば確定申告なしでも住民税の一部控除を受けることができます。
また自治体によっては、その地域の特産品が返礼品としてもらえることがあり、寄付者のなかには返礼品の内容でで寄付先を決めている方もいます。
返礼品は特産品という性質上食料品が多く、なかでも牛肉はふるさと納税サイトでもランキング上位に入るなど人気が高くなっています。
草津市のふるさと納税に対するSNSの反応
ふるさと納税で頂いた近江牛で、お家しゃぶしゃぶをしたけど本当に美味しかった????滋賀県草津市さんありがとう!近江牛大好きになりました??
— りりりん (@yok1ZgIKcRZDfrs) 2019年1月17日
何とか駆け込みで2017年分のふるさと納税申し込んだよ〜
— よっつん(萌えキャラの上手な描き方勉強中...) (@YUKI963910791) 2017年12月17日
寄付先自治区は私の生まれ故郷(に限りなく近い)の滋賀県草津市にしました
返礼品は何と近江牛1kg相当!!
ふるさと納税の制度を活用すれば、実質出費が約2000円相当で、超高級国産和牛をしかも1kgも頂戴することが可能なのであります!
じゅるり... pic.twitter.com/vZLxnDaYnA
ふるさと納税しないと!!!草津市は近江牛をくれる!!!
— ももちぃ@ (@wedou_momo) 2018年11月15日
ツイッターでの声を調べた限りでは、草津市にふるさと納税した方のほとんどが近江牛を返礼品に選んでいるようでした。
返礼品で納税先を選ぶことには賛否がありますが、個人的にはたとえ動機が返礼であっても、それがきっかけになってその地域のことが好きになってもらえればいいのではないかと思ってます。
というのも上記のようにSNSで話題になれば知名度も上がりますし、そうなれば旅行先として選ばれたり、ふるさと納税の寄付先として選ぶ方がさらに増えるかもしれません。
現に私自身、調べているうちに来年は草津市に納税してみようかと考え始めていたりします(笑)
まとめ
このページでは、滋賀県草津市の平成30年度ふるさと納税額が前年度の2倍以上になったというニュースについての詳細を解説してきました。
ここ数年でふるさと納税を利用する人は増えており、それに従って各自治体はPR活動や返礼の充実を積極的に行っています。
実際に草津市だけでなく、多くの自治体で納税者・納税総額が伸びています。
自治体は税収が増えて地域が活性化する、納税者はその地域の特産品をオトクに入手できる。
まさにWin-Winの制度だと思いますので、今後もますます便利に使えるようになって欲しいものです。
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